気まぐれにお金のことを考えるブログ

30代で2児の親がお金(特に投資)のことを考えて、整理するためのブログです。物書きの練習も兼ねているため、全く違うことも投稿します。

ウルトラマンブレーザー第14話「月下の記憶」感想

最高に濃密な14話でした。

メインストーリーの謎が一気に明かされつつ増々分からなくなってきた感じがあるし、今回の特撮も最高だし、所々に挟まれる小ネタも最高だし!

 

月光怪獣デルタンダル

マッハ9って、速過ぎ。

アースガロンが出撃するまで、その正確な形や速さは捉えられていなかったのかな?

事前にマッハ9出ると分かっていたら、ゲント隊長も空戦用に作られていないアースガロンを出撃させなかったのでは。

参謀長は、撃墜せずに戻ってきたことに激オコでしたが、その正確な速さや形状、でたらめな軌道、個体数が把握できただけでもかなりの成果な気がするなぁ。

まあ、なぜ他の航空機でそこまで把握が進んでいなかったのかよく分からないけど。

あと、アースガロンはあの巨体だから一回の出撃で数か月分の予算とか食ってそうだけど。

 

初め、サードウェーブの可能性ありということで話が進んでいたが、崖崩れの中から脱皮した皮が見つかり、その場で遺伝子分析(アースガロンのどこにそんな装置が!どういう技術なの!凄すぎ!)した結果、地球の怪獣と判明。

これにてサードウェーブではなくなった、という認識でいいよね。

ウェーブが付く怪獣は宇宙から来てるもんね。

あと、さりげなくSKaRDメンバー全員にバザンガ=1st、ゲバルガ=2ndであると伝わっているが、つまりもうSKaRD内では1999年の隕石含めて同一軌道であったことも、上層部がウェーブとつけて区別していることも情報共有済みなのね。

 

デルタンダルは大気圏外に逃げて、約一万kmを30分で移動。

めちゃくちゃな生態で、まさに怪獣という感じ。

「雲は巣にできるほど長時間も滞在しない」

これ、まあその通りなんだけど。

思わず脳内に、ウルトラマンティガのガゾート(クリッター)やラピュタの竜の巣がよぎった(笑)

脚本家さん、ずっと気になってたんだろうなあ。

でもそこを逆手にとって、「雲を隠れ家にしている」となるのは面白い。

食生活も謎なので、もしかしたら積乱雲を食べていたりもしたのかも?

 

脱皮したデルタンダル、そういう系の成長の仕方なのね。

脱皮前から結構な大きさだけど、どうやって山の中で生きていたのか、動いてなかったのかな。

 

結局、作中では地上に降りてこなかった怪獣。

非常に珍しい。

そして恐ろしく見ごたえのある空中戦を見せてくれた。

これはウルトラマンティガのころには出来なかった、ウルトラマンネクサスでもCGっぽさが浮いてしまっていたことを考えると、本当に技術の進歩を感じます。

そしてTV本編でやり切ってしまうとは、感動です。

今回は作品のメインストーリーが大きく進む話で怪獣自体はメインストーリーに大きく絡まなかったが、特撮は思いっきり凄かったなぁ。

 

モッピー、こふきいも、ノーコン

ヤスノブさん

大好きな乾燥機にくるると名付けて愛でていたヤスノブさん。

あの時はゲント隊長にバレただけでしたが、いよいよSKaRDメンバーに癖バレちゃったんですね!

SKaRD Mpbile Outpost→MOP→MOPY→モッピー、ですか。

本当に、ムキムキ筋肉に似合わず(?)かわいいあだ名をつけますね。

テルアキ副隊長に「また」と言われていたということは、前のシーンで言っていたアースガロン=アーくんのあだ名ももうバレてんだな。

こう、ちょっとしたセリフで明確に描かれていないところまで説明してくれる感じ、大好き。

そして笑いながら「いいじゃないか」と言ってくれるゲント隊長、最高。

 

それと、同じ操縦者としてアンリさんに理解されてること、それをめちゃくちゃ喜んでいるところが、とても好ましい。

 

テルアキ副隊長

本人は普通に任務を全うしているだけ。

でもどうしても気になる「テルアキ副隊長の作った、こふきいも」。

これまでトマトを職場におすそ分けと称して持ち込んでいるのは確認されていたが。

こふきいもは、料理なのよ、簡単でも。

職場で食べられる形になってるのよ。

料理もできる系男子ですか!

しかもゲント隊長が食い気味に「俺が食う」というレベルに美味しいのよ、多分。

料理も得意系男子ですか!!テルアキ副隊長!!

 

アンリさん

冒頭、3話以来のフィギュアを使った模擬戦を一人でやってましたね。

効果音も攻撃指示も怪獣のリアクションも自分で出してて、勿論真剣に仕事として訓練に励んているのは分かっているけど、最高の一人遊びに見えてカワイイ。

そこから、副隊長の報告を聞いて瞬時に仕事モード(いや今までも仕事だったけど!)になるのもカッコいい。

マジでSKaRDメンバー、メリハリが随所に効いてて尊敬しかないカッコいい。。

 

二度目のデルタンダル退治に出撃したアンリさん。

アースガロンの精密操作はアンリさんの方が得意なんですね、勘違いしてた。

で、射撃の腕はあんまり、と(笑)

でもセミ人間に対して正確に(厳密にはどこを狙ったのか分からないけど)腕を撃っていたので、アンリさんがノーコンなのではないと思う。

”アースガロンを用いた”射撃が、精度出てないだけだよね、きっと。

でも、本人凄く気にしていた所に、立て続けに「ノーコン」言われて(しかも隊長と副隊長)、落ちこむのでは無く奮起するところが、アンリさんのいい所なんだろうな。

 

最後に、メイン回でもないのにこんだけ各キャラクターの魅力を深掘りしてくるの、本当にすごいわぁ。

 

ゲント隊長

ゲント隊長周りで残しておきたいことは大きく二つ。

一つ目

今話の初めの方、アンリさんのエミさんらしいですね~という発言に「エミらしい、ね」とつぶやいていました。

多分、SKaRDは現在結成されて3か月ぐらいと視聴者の時間感覚と大外れしていないと思われるので、まだまだお互い知らないことも多いよな、と逆に気が付く頃なのかも。

そして冒頭にこのシーンが入ることで、ラスト付近のゲント隊長とエミさんの二人シーンがより際立つ。

エミさんの初めてみる表情、父の話、3年前の事故のまさかの繋がり。

それに真摯に向き合ってくれる、ゲント隊長。

こんな上司と働きたい。

 

ついでに、3年前の事故の時のゲント隊長が一部解禁された。

記憶映像と報告書から、明かされた情報は以下の通り。

土橋祐司令官の身辺警護任務で0900に宇宙装備研究所第66実験施設へ同行、1930大規模な爆発が発生、屋外へその場の職員と司令官を退避させ、さらに逃げ遅れた人を誘導しに再度施設内に突入。

この再突入時にブレーザーと遭遇したと思われる。

 

エミさんから「SKaRDの情報担当としてあの事故を調べたい」と言われたとき、直ぐに「いいよ」と言った後、逡巡してから「許可する、やれ」というところ。

少しは自分とブレーザーの関係が暴かれる可能性を考えたのかな?

ハルノ参謀長からの釘差しを思い出したのかな?

でも、ゲント隊長もブレーザーが何者で、あの時何が起こったのか知りたいのかもしれない。

 

二つ目

ブレーザーとのやり取り、相変わらず会話は成り立ってなさそうだけど、考えやタイミングは掴め始めているみたい。

電波の調子が~とか言って一人になったり、ブレーザーストーンに(相変わらず急かすときは発熱してた)「分かってるよ、行くぞ」と言ったり、息が合ってきてる。

でも逆に、ウルトラマンの状態なのにこめかみに指を当てて考える仕草をしていた。

今回、暗闇の中だし空中戦だからきっと誰にも見られてなかっただろうけど、見られたらアレ?って疑問が出てくる可能性ある。

特にテルアキ副隊長とか。

SKaRDにはウルトラマンブレーザーが何者かを明らかにする任務もあるし。

今後、どこまで&どんな形でブレーザーとゲントの関係が進むのか、ワクワク。

 

エミさん動く!

デルタンダル調査にかこつけて、ちゃっかりV99を調べまくるエミさん。

一応、デルタンダルにサードウェーブの可能性があるとか進捗報告を欠かさない所が出来る人ですわぁ。

そして入ってはいけない?サーバーに直接アクセスしたり、関係者以外立ち入り禁止の場所からちゃっかり調べたり、文字通り手段を選ばず動きまくってる。

この、関係者以外立ち入り禁止の場所って、どこだったんだろ。

機密を見ている割には後ろに他の人いるみたいだし、謎。

父親が防衛隊の研究員していたことが今回分かったので、その繋がりで甘えられる人のところにいたのかな。

 

ハルノ参謀長、まさかのエミさん父の親友で「おじさん」と呼ぶ関係であることが分かった。

でも、ハルノ参謀長は「ドバシユウにだけは近づくな」というばかりで、実は知っていたであろう蒼辺樹(タツキ)=エミの父のことも、なぜ伝えなかったのかも教えてくれない。

まさにdis-communication。

まあ、機密で口に出せないのかもしれないし、伝えたらもっと深く知ろうと絶対機密にクラッキングするから言えなかったのかもしれない。

 

実際、ものすごい勢いでパスワードを突破していってたエミさん。

こんな、何の障害もないかのように突破されたら、担当者涙目だよ。

 

そして資料を見ていく中で、比留間弦人の名前を見つける。

(第1特殊機動団第一大隊第一中隊長って、この字面めっちゃいいな、私なら思わず自慢したくなる。)

ここ、視聴者側も思わずドキッとさせられたよね。

まさか防衛隊の闇にゲント隊長も関わってる?

……結果的に、ただの警護任務報告書で、ゲント隊長は事の詳細を知らないし研究員全てを救えなかったと後悔をエミさんに伝えていた。

その一言に、エミさんが救われているのも安心できる良いシーンでした。

でもこのためには、色々な考えを置いて「じゃあ遠慮なく」と積極的にコミュニケーションをとることが重要で、ハルノ参謀長とのコミュニケーション不足と良い対比になっていた。

 

でも、いち警護担当者のことをドバシ元長官が覚えてたとか、印象的な事故だったとはいえやっぱり引っかかる。

特にゲント隊長はここでブレーザーと会っているし。

後々、ブレーザーの出現時の空間のゆがみが研究員たちを行方不明にした原因と発覚して、ブレーザーが父を奪った張本人、つまりゲント隊長が~とかになったりして。

心の痛くなる展開、間違いなしだな、そうしたら。

 

そういえば、エミさん父はドバシ元長官曰く、「優秀だが反抗的」「エミさんそっくり」とのこと。

優秀 ⇒V99の詳細を実は明らかにしていた?

反抗的⇒V99について上長に報告していないことがある?

    何か決定的な実験に反対し続けた?

3年前の事故は、施設長が視察に来るぐらいの大規模な実験の準備中に起きた、とかかな?

とりあえず、父親もエミもドバシに既に目を付けられていた、と記憶しておこう。

 

ハルノ参謀長とドバシ元長官

ハルノ参謀長、エミさんと知り合い(おじさんと呼ばれるぐらい親しかった)とは、全く予想だにしなかった。

そんな素振り、微塵も見せてなかったよね、プロの軍人だ。

そして、V99について話せないレベルのことを知っていそうだ、と。

恐らく、第12話でセカンドウェーブのことを報告した相手は、ドバシさんだよね。

ドバシさんの方も、「SKaRDのこと、いつも”彼”に言っている」との発言から、ハルノ参謀長へ直接指示するような関係らしい。

ハルノ参謀長はエミさんにドバシに近づくなというけれど、本人は報告を上げたり直接命令が来たりする関係。

これは、3年前のことで親友の詳細を調べようとして、”ミイラ取りがミイラになった”的状況かな?

 

ドバシユウ元長官。

正確には、特将という支部長官と同等の地位にいるらしいが、退役済み。

レーニング施設を貸し切りにしてお付きのSPに一般人を装った筋トレをさせる程度には、権力は健在。

いやほんと、あんな堂々と機密情報の話していいのかなぁとか心配してたら、一般人はいなかったというのが映像で見せつけられるの、ズルいわぁ。

なんだかんだエミさんに話したいように話させて、凄い凄いではぐらかすのは、黒幕感大有り。

曰く、あの実験のことはよく分かっていないらしい。

それでも、知ってる情報を突き合せれば今すぐにでも真実が見えてくるんじゃあないですかね!?(折角のストーリーが破綻する音)

 

私の見解では、ドバシ元長官もハルノ参謀長も嘘は言っていないし、本当にあの日何が起こったのかわかっていないと思う。

一方で、ドバシは何がある(あった)施設なのか知ってるだろうし、ハルノは親友から機密に限りなく近い情報を聞き及んでいたんじゃないかと思う。

で、3年前の事故後聞きかじった情報をもとにドバシに近づき、逆にドバシに利用されてるハルノ参謀長、とか。

もしくはエミさんのクラッキングもみ消しの弱みを握られてる、とか。

同じ轍を踏ませたくないから、再三「ドバシに近づくな」と警告するし、ゲント隊長に「エミを監視せよ」と言った、とか。

 

SKaRDの設立についても、どこの誰の意図がどう絡んでいるのか、予想が面白くなってきた。

ゲントが隊長に選ばれたのは、ただ単に防衛隊内で優秀だからとか英雄視されているからではない?

3年前の事故の結果から選ばれた?

エミが同じ部隊にいるのは、ドバシ経由ではなくゲント経由で3年前の事故の真相に迫ってもらいたいハルノ参謀長の思惑から?

考察なのか妄想なのか怪しくなってきたのでこの辺まで。

 

エミさんまわりの時系列

ついつい、お父さんがいなくなった→防衛隊にクラッキングと考えてしまうが、入隊時期などを整理するとそうでないと分かる。

  • 1999年7月 隕石落下、防衛隊撃墜(発表)
  • 1999年10月11日 エミさん誕生
  • 2017年6月 MIT工科大学卒業
  • ~この間に防衛隊サーバーへクラッキング
  • 2017年10月 入隊
  • 2010年9月9日 事故発生、蒼辺樹が行方不明、ゲントがブレーザー接触
  • 2022年7月 2等特尉 昇任

クラッキングは父親とは無関係かもしれないし、どこかで関係しているのかもしれない。

13話でエミさんが、変な父親だったと言いながらも良い思い出として語っているので、父と同じ研究をしたくてor協力したくてクラッキングしたとか。

偶然クラッキングしたデータを父も見たことで、例の実験施設の研究対象への理解が深まり、3年前の事故につながったとか。

 

また、3年前の事故で、「死亡」と「行方不明」両方出ていることも気になる。

死亡者は死体があるが行方不明者は死体がない、のかな?

視聴者的には、あの日ウルトラマンブレーザーによる空間のゆがみが観測されているので、行方不明者=空間のゆがみでどこかに飛ばされたorブラックホールを通過できずに死亡かなあ。

唯一、ブラックホールの中心から出るブレーザーのように空間のゆがみから脱出できたのが、ゲント隊長だった、とか。

 

新規ED曲

歌手変更なしで、新しい曲「Brave Blazar」になった。

こちらもかっこよくて素敵な曲!

作曲が今作のサウンド担当のTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND

今作のBGMはサントラ購入するほど好きなので、もう好きな要素しか入ってない!

どこかにウルトラマンブレーザーの声が入っているらしいが、私はまだよく分かってない(笑)