気まぐれにお金のことを考えるブログ

30代で2児の親がお金(特に投資)のことを考えて、整理するためのブログです。物書きの練習も兼ねているため、全く違うことも投稿します。

ウルトラマンブレーザー第7話「虹が出た 前編」感想

後追いながら第七話の感想を。 大体、初見~次回放送までに感じたことを残します。

私はあまり意識していなかったんですが、ウルトラシリーズの各話タイトルで前後編となるのは、コスモス以来なんだとか!

偶然だろうけれども、そんなところにも(私が学生時代に慣れ親しんだ)平成初期までのウルトラマンっぽさを感じて嬉しくなっちゃいますね。

同一の怪獣が出る話自体は、最近もあったと思うけどね。

 

猛暑

現実も連日35℃前後の猛暑で、最高気温30℃だと「今日はちょっと涼しいな」となるという意味不明っぷりだった。

また、雨もほとんど降らなかった。

幸い私の地域では節水・節電の強い呼びかけはなかったが、劇中にデカデカと張り紙をしてあるのがリアルだなあと思った。

 

猛暑とニジカガチに因果関係があるかは分からないが。

 

怪獣に近づきすぎた博士

この世界には「怪獣学」という学問があり、その第一人者が今回のキーマン・横峯万象教授。

防衛隊の怪獣マニュアルの素案も作成しているという、防衛隊とかかわりの深い人間。

ちなみに「かずのり」では変換候補に出てこず、「ばんしょう」だと一発なので、アンリさんが読めないのも仕方がないと思う。

特殊怪獣対応分遣隊としては、まあ、もっと勉強しましょうなのかもしれないが。

 

冒頭は実地調査もといニジカガチ召喚の儀式をしているし、あとは釣りばかりなので、もしかしたらもう大学教授は退任しているのかも。

嬉しそうにゲント隊長に久々の講義をしていたし。

一回目のゲント隊長との会話を見る限り、本気か判断しにくいギャグを気軽にいう、一見近寄りがたいが懐に入ってしまえばとても愉快な人物、という感じなのかなと思った。

 

ニジカガチの伝承については、言い伝えというより子供のころの事実なのだろう、横峯教授にとっては。

よって、自然現象そのものであり、神に等しい存在。

そしてこの事実を周りが受け入れない憤りが、長年降り積もってしまった。

一方、ゲント隊長など多くの人にとっては、空想上の生物と言っていいほど現実味がなく、宗教の信仰に似ているのかも。

神に対する真正のイスラム教徒と日本人の距離間の差ぐらい、理解されにくさがありそう。

加えて、近年の怪獣災害頻発、異常気象、怪獣に対して「倒す」以外の選択肢を持とうとしない防衛隊。

(防衛隊が倒す以外していないのかどうか、厳密には分からないが、アースガロンに攻撃性の武器しか搭載していないということは、そういうことじゃないかと。)

もっと自然を大切にしろ、怪獣を恐れろ、という意識が強くなりすぎて、とうとう教授は禁断の悪意を持った状態でのニジカガチ召喚をしてしまった。

怪獣や自然の肩を持ちすぎた人間、というのは(ちょっと違う面もあるけど)地球第一主義に傾いたウルトラマンアグル=藤宮博也を彷彿とさせる。

 

ちなみに怪獣学における怪獣の定義って何だろう?

  • 巨大生物?
  • 人の理解の及んでこなかった生き物?
  • 空想上の生物と思われていたもの?

横峯万象先生の本、私も読んでみたい!

 

激強・ニジカガチ

防衛隊の攻撃にもアースガロンの攻撃にもビクともしない、防御最強クラスの天弓怪獣・ニジカガチ。

この名前の表示が、登場時ではなくゲント隊長が正体に気が付いた後に出るというのがまた、ナイス演出!

雨を降らすという伝承を知る→アースガロン搭乗者に謎の頭痛→大気を強く吸い込むことで強制的に低気圧を作り出す能力、という徐々に情報開示されていくのもおしゃれ。

 

そして横峯教授が強く願うことで、

  • 移動優先→目の前の妨害者排除
  • 顔のバイザー解放

という、変化を見せる。

やはり横峯教授が操ってる?横峯教授を止めれば止まる?

 

ウルトラマンブレーザーは、まさかの(まあ前後編なので予想通りだけど)撤退。

ここまで完璧に手も足も出ないとは、後編ではやはり横峯教授攻略がカギを握るのかな?

あと、ブレーザーは、光の粒子のようになって消えていくのね。

敵わないなら撤退、野生児のような行動のわりに引き際を知っているなぁ。

 

テルアキ副隊長

今回も短いシーンながら癖の強いテルアキさん。

ゲント隊長が横峯教授の元教え子と知って大きく羨ましがったり、教授の下の名まで読めて当たり前と言ったり。

本当に、今作のリアクション芸人という感じ。これでいいのか……?

 

ゲント隊長

ちゃんと前回の反省を生かして、ヤスノブに過剰な負荷がかからないよう声掛けしているの、脚本として細かいなあと思った。

それと、横峯教授に逆さ虹の話を伺うときの表情が、子供のようなウキウキ感が滲み出ていて素敵。

防衛隊に任官後7年ほど会っていなかったようだけど、冒頭で本を読んでいたし、今も教授の話が好きなんだなとしみじみ感じた。

それだけに、決別しなければならなかったのが、胸に来る。

 

水も滴る良い男、びしょ濡れゲント隊長は本当にかっこよかった~。

 

今回、ニジカガチに敗走した形のゲント隊長。

最後のシーンを見るにブレーザーが光の粒子になって消えたシーンの後ろの山の中のようだけど、アースガロンから遠く離れすぎているような……。

どう理由付けしたのかな。