ウルトラマンブレーザー第9話「オトノホシ」感想
今更ながら、遡って感想を投稿していこうと思います。
基本は初見~次週放送までに感じたことを書きます。
1 全力のウルトラQオマージュ回
ウルトラQはちゃんと見てないんだけど、メインテーマ曲のアレンジとか特殊EDとかどこをとっても素晴らしかった。
偶然らしいけれど、9月9日朝9時放送の第9話と9=Qづくし!
本当の良作は偶然にも恵まれている、というのが持論なのでやはりウルトラマンブレーザーは持ってるなあと感じました。
今話のオリジナル楽曲は全て、ゲスト出演&劇中で演奏もしている雅楽師の東儀秀樹さんアレンジor作曲!
贅沢の極みですね。
特にウルトラQメインテーマの劇中演奏の冒頭部分、変な弾き方してるなあと思ったらウルトラQメインテーマになって後から「ああ!あのタイトルコールの不協和音の再現だったのか!」と分かる感じとかよく練られていて大満足でした。
併せて、大河にも出演経験のある東儀秀樹さんの演技もまた素晴らしかった。
ウルトラQのセミ人間役にも似た顔立ち、タキシードの似合いっぷり、擬態したときの絶妙な笑みや計画が止まった時の苦しくも満足そうな表情、仕草。
素敵な方に出演して頂けてますね。
ちなみに、残念ながらすでに発売中のウルトラマンブレーザーのサウンドトラックには収録されていないようですが、東儀典親さん(東儀秀樹さんのお子さん、親子共演してます)がYoutubeに動画を上げられています。
そのうち消えるかもしれないけどリンク残しておきます。
ウルトラQメインテーマ
風の出会い
2 ちょっとした不満点(ネガティブ発言注意)
あえて不満点を挙げるなら、今回がアンリさんメイン回のはずであったこと。
ドルゴ様の回でもそうだったんだけど、話のまとまりはいいけどアンリさんについての造形が全くといっていいほど深まってこないのよね。
例えばヤスノブさんは、関西弁+SKaRD唯一のメカニックで既にキャラ立て十分な所に、メイン回で筋肉&くるる(乾燥機にあだ名付け)と申し分ないメイン回っぷりだった。
テルアキ副隊長も、リアクション芸人枠かと思いきや地道な農家押しを経て、ニジカガチ編で最高な怪獣専門家ぶりと専門性を生かした説得を魅せてくれた。
エミさんはもう、1話での謎の狙撃と2話の滅茶苦茶ラフな接し方で十分キャラ立ってたし、メイン回で諜報員としての姿や動けるところも描写されてる。何より今後あるであろう変身者バレなどで暗躍してくれそうなので心配なし。
やはりアンリさんが一際、弱いのよねキャラ付け。
まずドルゴ様の回で、アンリの深堀りが浅かったのよ。
田舎の話はやめてほしいといいつつ、その理由がいまいち見えてこない。
「地域のことをよく分かってないのに詳しいことを期待されるのが困る」という感じかなあと推測できる。けれど、なぜ詳しくないのか、転勤族とかだったのか何となく生きてきただけなのか、田舎談義されたくないエピソードは、とかもう一歩欲しかった。
9話予告を見たときには、田舎の話をしてほしくなかったことが深堀りされるのかな〜とか、音楽に造詣が深いことが何か活きてくるのかな〜とか期待してた。
でも、田舎の話は1mmも無かったし。音楽もまあ繋がったと言えなくはないけど「正直勘です!」と言い切ってしまったし。
9話冒頭で「行けるかな〜。いや行くぞ!」と言ってた割に、コンサート当日も休まず普通に職場にいるのはどうなの。更にガラダマが降ってきてコンサートに間に合わなさそうなのに悔しそうなリアクションとかないし。
色々モヤモヤするーーーーーー!!!
追記;
色々考えたけれど、アンリさんは(コミュ強揃いのSKaRDには珍しく)内気な人間で、自分のことは引き気味であまり表現しないタイプ、と考えてみることにしました。
あと雑誌のフィギュア王307号のインタビューによると、アンリさん役の内藤好美さん自身、特撮特有の監督入れ替わりなどもあり特に前半は役を掴みきれてなかった〜みたいなことを仰っていたので、弱くなるのはしょうがないのかなと。
惜しいなあとは思うけど納得できてきました。
3 ゲント隊長の異変
さて、最後にゲント隊長。
完全に狂わされてます。ブレーザーくんに体乗っ取られちゃうの!?目の色が文字通り変わりましたよ!?これからどうなるのよ!?
元々、「本来その人がやらないような行動を見せ始めちゃう」とかいうシチュエーションは大好物なので、もう狂いそうなほど私の性癖に刺さってます。
というかこの一週間、仕事が手につかないほど、狂わされました。
ここのブレーザーくん、なんであんな行動に出たんでしょうね。
野菜ジュースが飲みたかった?トマトと似た匂いを感じた?ゲント隊長の飲まないものが知りたかった?ヤスノブの元気の秘訣が気になった?
何れにしろ、目(視界)だけでなく行動まで代えられるということは、不審者ムーブ不可避でしょう。ゲント隊長、ご愁傷様です。ブレーザーくんが早めに行動を控えてくれるよう、次週以降、学習や対話をしていくのかなあ。
それと、直後の初コミュニケーションシーン。今後はあの右手をこめかみに当てる仕草がブレーザーとのコンタクトのきっかけになるのかもしれないと感じました。
初コミュニケーションは、うまくできたとも言えるし不十分とも言える微妙な感じ。
手拍子1回に1点滅は成功したものの、2回目は不発?
嬉しくなっちゃったのかブレーザーストーンが急激に発熱して対話終了、突然熱がるゲント隊長は更に隊員たちから心配されるのでした。
ネットでは、あの発熱の原因を考えすぎたとか慣れないことやったからとか色々言われているようですが、個人的には嬉しかった説を押しておきます。
次週は待ちに待ったゲント隊長の家族回
さてどうなることやら。